歌詞先行公開「不安の種」

   

 

作詞作曲:石原翔

 

歌詞

 

ベッドに飛び込んで思うこと

上手くやれない自分が嫌い

時計を見るともうこんな時間

無数の感情を抱えて眠れない

誰かの役に立ちたいと

漠然と思いつついつも逆で

自分が消えたって世界は回る

何回目の絶望したフリ

 

進んでいく人たちを見て

「運がいい奴」と皮肉を吐く

 

変わりたいという想いと

どうせ、なんていう諦め

今日もまた栄養のない心に

不安の種を植えて眺めている

 

また迎えてしまう朝の光

眩しすぎてカーテンを閉じてしまう

道を歩くと大きな目が

全て自分に向いているようで

 

「死にたい」と呟いてみる

なぜだか震えて涙が出た

 

ここにいるという事実が

心臓を握りつぶすようで

空っぽの価値を数えてみても

同じところを周る迷路だ

 

比べることは無駄だと知っている

自分がないから他人の目に住む

とても好きだった唄を聴いて

知らない気持ちと出会った

 

変わりたいと思う度に

心は不安を押し付ける

空っぽのままで水を遣って

不安の種が花を咲かす

踏み出す足を恐れても

置いて行かれたように感じても

君の為の花は風が吹こうとも

深く根を張って揺れている

 

 - songs